私はこれまで、お酒も人並みにしか飲まないし、自分は肝臓の病気とは無縁だと思い込んでいました。ところが、昨年の健康診断でALTの数値が基準値を大きく超え、判定は「要精密検査」。驚いてインターネットで調べると、お酒を飲まない人でも「非アルコール性脂肪肝」という状態から肝硬変になる可能性があると知り、急に足元が崩れるような不安に襲われました。何科へ行けばいいのか迷いましたが、友人の勧めで肝臓専門外来がある地域の消化器内科を予約しました。診察当日、緊張しながらドアを叩いた私を待っていたのは、丁寧なカウンセリングでした。医師は私の食事内容や運動習慣を細かく聞き取り、「最近は食べ過ぎや運動不足による脂肪肝が非常に増えているんですよ」と優しく説明してくれました。続いて行われた超音波検査では、モニターに映し出された自分の肝臓が、周囲の臓器よりも白く光っているのを見せられました。これが脂肪が溜まっている証拠だと言われ、ショックを受けましたが、同時に「今の段階で見つかって良かった」という安堵感も湧いてきました。さらに詳しく調べるために、最新のフィブロスキャンという機械で肝臓の硬さを測定しました。これは痛みを全く伴わない検査で、肝臓がどれくらい線維化、つまり硬くなり始めているかを数値化するものです。幸いにも私の肝臓はまだ柔らかさを保っており、生活習慣の改善で元に戻る可能性が高いと診断されました。医師から提示されたのは、一日の摂取カロリーの適正化と、週に三回程度の有酸素運動という具体的な処方箋でした。精密検査を受ける前は「何か恐ろしい宣告をされるのではないか」と怯えていましたが、実際に専門医に診てもらい、自分の肝臓の現状を数値と画像で把握したことで、漠然とした不安が具体的な目標へと変わりました。それから半年、私は医師のアドバイスを守り続け、次回の検査では数値が正常範囲内に戻ることを確信しています。肝機能の異常を放置せず、勇気を持って専門の診療科を受診したことが、私の健康に対する意識を根底から変える大きな転換点となりました。もし今、結果表を手に悩んでいる方がいるなら、伝えたいです。精密検査は、未来の自分を救うための最高のチャンスなのだと。
脂肪肝と診断された私が消化器内科で精密検査を受けた記録