「うちの子、なかなか寝てくれない」「夜中に何度も起きてしまう」――子どもの睡眠に関する悩みは、保護者にとって深刻な問題です。大人の不眠とは異なり、子どもの場合は成長や発達に大きく影響するため、適切な対処が求められます。しかし、子どもの「眠れない」は、単なる寝ぐずりなのか、それとも医療機関に相談すべきサインなのか、判断に迷うことも少なくありません。もし、お子さんの睡眠に不安を感じたら、まずは小児科の受診を検討してみましょう。子どもの睡眠問題で小児科を受診すべき主なサインはいくつかあります。まず、夜中に何度も目を覚ましてしまい、再入眠に時間がかかる、あるいはぐずりがひどい場合です。これは、睡眠の質が低下している可能性があり、日中の活動や発達に悪影響を及ぼすことがあります。また、いびきがひどい、睡眠中に呼吸が止まることがある、寝汗を大量にかくといった症状が見られる場合は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。子どもの睡眠時無呼吸症候群は、アデノイドや扁桃腺の肥大が原因であることが多く、放置すると成長障害や学習能力の低下につながる可能性があります。さらに、寝付くまでに異常に時間がかかる、寝るのを極端に嫌がる、就寝時間が不規則で朝起きられないなど、睡眠リズムの乱れも小児科医に相談すべきサインです。特に、学齢期の子どもで朝起きられないために学校に遅刻したり、日中ぼーっとして集中力が続かなかったりする場合は、睡眠相後退症候群といった睡眠障害の可能性も考えられます。これらの問題は、生活習慣の改善だけでなく、専門的なアプローチが必要となることがあります。子どもが「眠れない」と訴える背景には、精神的なストレスが隠れている場合もあります。例えば、家庭環境の変化、保育園や幼稚園、学校での人間関係の悩み、不安感などが、夜の眠りを妨げることがあります。このような場合は、小児科医が保護者からの聞き取りや子どもの様子を観察し、必要に応じて心のケアの専門機関を紹介してくれることもあります。
子どもの「眠れない」?小児科に相談すべきサインとは