産婦人科を受診する上で、最も心理的ハードルが高いと感じられるのが内診台での検査ではないでしょうか。何をされるのか、痛くないのか、恥ずかしくないのかといった不安は、誰しもが抱く自然な感情です。しかし、実際の検査内容は非常に機能的で、短時間で済むものがほとんどです。内診台に座ると、自動的に椅子が上がり、足が開く仕組みになっています。目の前にはカーテンがあるため、医師と直接目が合うことはありません。まず医師は視診を行い、外陰部に異常がないかを確認します。続いて、細い器具や超音波プローブを挿入して、子宮や卵巣の状態をモニターで観察します。このとき、痛みを感じないようにするための最大のコツは、できるだけ全身の力を抜くことです。緊張して腰や足に力が入ってしまうと、筋肉が収縮して器具が通りにくくなり、逆に違和感や痛みを感じやすくなってしまいます。ゆっくりと深呼吸を繰り返し、鼻から吸って口から細く長く吐き出すことを意識してみてください。どうしても不安が強い場合は、事前に「内診が初めてで非常に不安です」と看護師や医師に伝えておきましょう。声をかけながらゆっくり進めてくれたり、細い器具を選んでくれたりと、配慮をしてくれるはずです。また、内診は必ずしも生理中でなければできないわけではありませんが、出血量が多い時期は避けるのが一般的です。ただし、あまりに痛みが激しい緊急時には時期を問わず診察が必要なこともあります。検査が終わった後は、軽い出血が見られることもありますが、これは一時的なもので心配ありません。自分の身体の内部を画像で確認することは、生理痛の原因を根本から解決するために不可欠なプロセスです。一度経験してしまえば、想像していたよりもずっと簡単で、大切な健康診断の一部であると実感できるはずです。
内診が不安な方へ贈る婦人科検診の実際と痛みを抑えるコツ